Sunday, October 29, 2006

気持ちいい・・か

ある雑誌にて、甲本ヒロシ氏の記事を見る。
なるほどなあ・・凄くシンプルだね、彼は。
シンプル・・明解な訳だ。

彼曰く、「バンドが目的。ロックンロールをやりたいだけ。ロックンロールって、音楽の形のことを言ってんじゃあない。カッコイイこと、全てがロックンロール。それしかやりたくない。」

なんて要約するべきじゃあないが、俺のような他人が、たかが文字で想いとかを代弁みたいにするのはやってはダメだね。

雑誌の記事だから、それ自体に編集っていう「他人」の思惑が混入しているから、本人のそのままの言葉ではないしね。

だけど、なんか「スッキリ」したんだなあ。彼の言葉のカケラがね。

そんな印象を持った。

ある友人が、彼の古い知り合いのバンドを観にいったところ、「気持ち悪くなった・・」と。

うーん、なんかすごいなあ。

お客さんも何人か、席を立ってしまうものだったらしい。

俺も人の事言えたもんじゃあないかもね。
「激しすぎる音圧」で、気持ち悪くさせたかも・・・

うー、でも俺は、「気持ち悪くさせたい」なんか、思ってないのだよ。
俺が、気持ちいいというもので、気持ちよくなって欲しいんだが。

でも、「気持ち悪くなりたい」というか、「気持ち悪いが気持ちいい」と言う人は、いるのかなあ?

人間、ワカランチンだからいるかもね・・・

そういう人達のライヴって、なんか凄そう・・

SMパーティーみたいなのかな?行ったこと無いしワカンネーけれど。

Monday, October 09, 2006

たぶん・・・

今日は、たぶん、大騒ぎのことだろう。
某クニによる「核実験」の反応で。

暗澹たる気持ちになる。
何故か?

フラットな認識を持てない主導者がいるクニにおいて、とんでもないカードを持ったとすることで、何があるか?

恐怖による反発・硬化・怒り・・・

世情不安をあおる空気

テレヴィでの、短絡的な市民の声の中で、ある社会科の教師の言葉が印象的だ。

「子供達に平和を・・平和の尊さを子供達に伝えます」と。

英知・・人間の英知とは何か?

日本の英知とは何か?

激しく問われる。

俺達は、何を求めるのか?

凄惨な殺戮・破壊の戦争か?

平和か?

憲法を変えてまで、その戦争に自ら飛び込み、また何百万人?否!数千万人?の犠牲者をいたずらに出そうとするのか?

戦争とは、テレヴィゲームではない。

「殺し合い」それは、際限無き暴力の爆発だ。狂わなければ出来ない。

また狂うのか???

愛しきものの変わり果てた黒焦げになった姿・また頭を吹っ飛ばされた姿・激しい痛みに苦しみのた打ち回る姿・死んでいく姿を見たいのか!!!

自分が、そうなりたいか!!!

「平和」を維持し、「いい空気」を常に放出していなければ、こうも簡単に「人」は、狂い出す。

俺は、ギターを弾く。

全てのミュージシャンは、「音楽」を!!!

いますぐ!!!

Thursday, October 05, 2006

続き

なんか自分で思ったのだが、前の文ってのは、こりゃあ「ひがみ」だなあー・・っと。
か・悲しいねぇ。。。。
被害者意識みたいなひがみでは、いけません。

オレ思うのですよ。
本当にオレの知っているギタリスト達は、凄くいいことをやっている。
ただ、知られていないということで、その価値は劣っているなんてことじゃあない。
断じてない。

いい音楽が、世の中に出て行く環境の「訳の解らない難しさ」が、あるのだ。
簡単に「あんたの音楽は、マニアックだからねー。みんな解らないよ」なんて、決め付けられるなんてことは、よくあること。
そのよくあることってのが、問題なんだよな。
音楽ってのは、個人の主観・つまりは「好き・嫌い」だ。
だけれども、仕掛ける側の「好き・嫌い」で判断というのも、ほとんどがダサいものだ。

これは、資本が絡んでくると、更に?になってくる。
解りやすくにもなるんだけどね。
「回収しやすいもの」を選ぶという選択肢だし、リスクの少ないものとかね。
商品としての魅力?が、優先されるからか?

メジャーがダメだということではない。
メジャーにも、本物はある。偽者もある。
テレヴィに出演しているミュージシャンが、「いい!」のではない。
かといって、「インディーズ」だから「いい!」って訳じゃあない。

オレは、ミュージシャンだから「聞く側」になると、やたらと細かい分析をしてしまうが、でも大事なところは忘れないようにしている。それは、オープンに聴くことだ。
自分のけち臭い知識とか余計なものに、振り回されないようにすること。
如何に「楽しむ」ことを知っていないと、いけないのだ。

「本気で楽しむ」ことを知らないで判断されることが、結構あるんだよな。
だから、「こんな程度のがいいの?」とか、本当にそこらでいっぱいあるよ。
また、そのわかり易いメッセージの裏側が、胡散臭いものを見抜けないとかね。
「光が・・」とか、「癒してあげる・・」「開放しよう・・」とか。あー?
ある程度の技術と宣伝と表出している回数で、こうも簡単に騙せてしまう。

本当に言っておくけれど、テレヴィは、「嘘ばっかり」だから。
ネット?さあね。信じている奴等は、信じられないね。

つまり、情報だとか音楽も、(ほとんどがクソまみれの)ありとあらゆるものが、あんたに押し寄せてくる。
それを判断する「自分」というものが、常に「どうであるか!」が問われるのだ。
自分のスタイル・・なんて安住はできねえんだぜ。
オレは、こうだ・・ていう「お軽いのり」は、そう長くは続かないのだ。
実は、自分で自分を破壊し構築していくのは、最高に難しいことなんだ。
停滞しているものを見ればいい。
生命力・エネルギーのあるものであるならば、停滞は無い。
おざなりになり、閉鎖的になるものは、自分で自分を変えられないし、他から変えられるのも、他を認めることも出来ない。

つまり何かと言うと。

「表現者」っていうんですか?よくわかんねえが、「やる側」ってのは、判断される側でもあるが、実は、判断する側ってのも、その中身・・判断の基準・・あんたそのものを問われるのだ。

簡単に言うと

「ダサいかどうか」常にあんたもワタシも「問われている」のだ。
だから全ては、「表現」なんだよな。

オレの音の向こう側に、何を感じるんだい?そうやって「突きつけ続ける」ぜ。

Tuesday, October 03, 2006

大袈裟だよな。

「ギタリストの逆襲」とかいって、なんとまあ大袈裟なタイトルだが、発想は、以前自分の日記に「アンノウンギタリストの逆襲」っていう特集をギター雑誌がやらないかなあ?と書いたのが、発端なわけです。

ただ、それだけ・・で、ブログのタイトルで「あ!ギタリストの逆襲にしよう!」とあいなったです。

そう、アンノウン・・つまり「無名」のギタリスト・・オレ?・・んーまあ、そういうことなんざんす。

有名になりたい・・って、そうだよなー。なりたい!正直ねー。
で、何で?とくれば、オレから言わせて貰えば、無名・・つまり売れてない・・つまり「ああ・・そうなんだ」みたいな、軽くみられる事多し・・でね。

もー、スター扱いしてくれ!ってことじゃあないけども(ホントだよ!)、なにかと遣り難い事多しでねー。
簡単に言うと、足元見られるみたいな、嫌な感じを受けた事多々在りし・・なんですなー。
オレが、大柄な態度で、「ヨウ!オリャアーよう!グィタリーストのぅ泰三、You can call me,T,A,I,Z,O.よろすぃくぅー、ベイベェ!ギャラ、いっぱいメニーメニーヨロスィクゥー!おりゃー!」なんて言ってんじゃあ無いし(恥ずかしいし、恥じだぁ!)、普通にしているつもりでも、何か「あり?」って思わされる事あるんすよねー。

経歴をヒケラカシテル訳でも無し、またそんな事は最低だし、ミュージシャンは「今」がダメならダメと諸先輩方から教わっているから、その教えを守っているつもりなのだが、まあ目立ったところでやってないからか、「フーン・・」と、それで終わりカヨ!って、つい突っ込みたくなる事、あるですよ。

解りやすいところで例としては、(これよくあることです、はい!)あなた知らない(オレの事ね)、でもこの人知ってルー!!で、あんた誰?みたいな・・・

実際、オレとやってくれる連中は、有名な奴多いもんなー。
まあ、こりゃーしょうがないとしても、多分「プロ」という認識のズレが、そこにあるんだろうね。

名が通ってくれば、それはそれで嫌なことも多くなるのだろうが、でも知っているミュージシャン達が売れていくのは、とてもいいことだと思う。嬉しくもある。
日頃、地味な場所でしかやれないミュージシャンが、なんかのきっかけで大きなところでやれて、それで受けたら、そりゃー嬉しいってもんだよね。

でも、地味な場所?ったって、本当は大変なことなんだよ。
大きなところでも小さなところでも「同じ」なんだけどね。

そう、諸先輩達、それから同志達、皆この洗礼を受けながら、日々格闘している。
でも、無名に甘んじているつもりは(これでいいよというつもり)、全く無い。

無名のリスクは、当然。だが、そこからの逆襲!を宣言したい。
有名になる!なんてお粗末君な目標ではない。

「いいこと」をやっているという自負があるから、またそれと格闘し続けているから、認められて「当然」と思うだけだ。

ギタリストの逆襲?

逆襲って、そんな誰かに占領されたり、どうのこうのではないけれど、もう黙っていられないっというか、黙ってないが、むしろいっぱい言ってやれ!という単純極まりない動機で始めました。

但し、あまりヨロシクナイ表現は、慎みたいところではありまする。

実際、ここのところが重要と言えば、そうなのかな?

ネット上だと、好き勝手に言いたい放題だとか、でもなんとか炎上とか、世間様にもの申すには、覚悟がいるらしい。
正直、怖いことなのかな?
何がって、そりゃあ人間に決まっている。
何故なのかねー?

荒れちゃっているから・・としか言いようがない。
どしてかね?

自分、そして自分の周りにも その兆候は、はっきりとあるからなあ。

余裕?

高度経済成長?を遂げて、オイルショック・ドルショックなどを切り抜けて、バブルでアホになって、風船割れたら我に帰って・・帰っているのだろーか?

どーもそうじゃあない。

街中歩いてりゃあ、浮かれた連中いっぱいいて「ブイブイ!」って言ってるし、そいつら若いのに、所謂かつての「モーレツ社員」とは、何か違う。
もっと、エゲツナサヲ感じてしまう。

15年前ぐらいからか?人前で堂々とタバコフカシテイタチュウボウどもが、株だとかアイテーとかで、浮かれたマニーを手にして、電車の中でも喫茶店でも、大股おっぴろげで、ギャアギャア言っている?

そんな感じがする。

マニーってのは、怖いよな。

オレは、全然いい目に遭った為しがない。とほほだぜ!

っとかなんとか・・というところで、ドラムやっているミュージシャンの友達から電話があった。
一緒に何かやれたらいいな!っと思っていたが、あいにくスケジュールが合わずに残念!

でも、彼の最近の仕事振りとかの話は、聴いているだけでも「気持ちがいい!」

とても濃い人達の目の当たりの二日間だったらしく、「疲れが今になって出てきたよー」なんて言ってても、電話口の声は、彼等の話になると活き活きしてる!
「あのスネアのちょっとしたタイミングが・・」「奴等、力抜けていて・・」・・

あああぁー、もうずっと話をしていたい。というか、飲んでしまいたい。
というか、演奏したい・・というか、そんな凄い奴等と交えてみたい!!!

そう、オレはギタリストの端くれなんだ。これでも。

逆襲って、そんな大したもんじゃあない。

逆襲するなら、弾かせてみい!!!というか、弾く事こそが、全てだよなー。